その他雑多なこと(tDiary版)
2004/09/23 [木] 秋分の日
_ 帰国
18日から海外旅行に行っていた両親が帰国した。今晩東京で一泊して帰るわけだ。出てこれるか聞かれたが、コンサートがあったので無理だった。
_ [谷山浩子] 猫森集会5日目
Cプログラムの1日目。オールリクエストの1日目。
オールリクエストというのは、文字通りお客さんからのリクエストで、進行するコンサートである。とは言え、最初と最後は浩子さんが決めているし、リクエストできる曲は谷山浩子さんの持ち歌や提供曲からになる。この企画の元になったのは101人コンサートのリクエストコーナなのだが、ある時リクエストで「王将」と言われて困った話は浩子さん自身が何度も話していて、ファンにはよく知られている。持ち歌・提供曲だけといっても500曲位あり、そのうち400曲位はできるはず、とのこと。
こんな難しい企画をこなせるのは、長年アレンジやアルバム、コンサートのプロデューサ、シンセサイザとして活躍してきた石井AQさんと、同じくアレンジや沢山のアルバムに関わってきた斉藤ネコさんだけ、ということで、いつもこのメンバーとなっている。ちなみにAQさんもネコさんも知らない曲が来る場合もあって、そういう時はAQさんは「ついていきますよ」と呵吽の呼吸で伴奏し、ネコさんは1番のコード進行をメモにとり間奏からすばらしい演奏を披露してくれるのだ。そこには入念なリハーサルを重ねた上でのコンサートとは違い圧倒的なライブ感がある。
2006/09/23 [土] 秋分の日
2007/09/23 [日] 秋分の日
_ [谷山浩子] 猫森集会2007Dプログラム<小室さんもおさかなも雨の中>初日
今日もトークライブ度濃厚でした。明日は内容が違う、かな?
選曲もびっくり、なのが多くて、でもとても似合っていて大満足でした。
浩子さん、AQさん登場
1.裸足のきみを僕が知っている
[TALK]
谷山:立ち入った打合せができなかったので緊張してます。AQさん、背中に麦背負ってる?
AQ:背中に貝殻が縫いつけてある。普段着としては背もたれとか使えないから良くないよ。
谷山:ツボに入って良かったりしてね。あぁ、演出から無駄話するな、と言われているんだった。
谷山:小室さんはフォーク界の長老、神様と呼ばれているような人で、私は小室さんの所で勉強させてもらいました。次は小室さんところで電話番とかしながら作って、今でもよく歌っている歌を。
AQ:物持ちがいい。
2.お早ようございますの帽子屋さん
3.猫の森には帰れない
[TALK]
谷山:自分の一部が10代の頃に戻っていて、残りがかろうじて引き止めている感じ。小室 等さんを知ったのは、ラジオの深夜放送でファーストアルバムの紹介を聴いて。とんでもない物を聴いたと思った。キングレコードからレコードを出したツテでレコーディングに行ったり、自由劇場の演奏のツアー中の代わりをしたり。次は小室さんの歌。
4.愛のばら売り
5.一日(ひとひ)
[TALK]
小室 等さん登場
谷山:35年やっている谷山浩子が昔に戻っているんですよ。
小室:ほかのプログラムも?
谷山:他はそんなことなく、野放しで。今日だけですよ。
小室:俺に合わせてくれてるんだ。でも最近は介護されてないと何にもできないよ。じゃ、こう思ったらどうだろう、10代の自分に対して「今の私はあなたのように歌えないけれど、あなたは今の私のようには歌えない。悔しかったら今の私のように歌ってごらん」
谷山:それは効く〜。
6.私はスパイ(小室、谷山のかけあい)
7.雨が空から降れば(小室、谷山のかけあい)
[TALK]
小室:「私はスパイ」の時に震えて少しはずしちゃったけれど、キーボードが昔のままのアレンジでね、昔に戻った気がしたね。
AQ:私の方が震えてましたよ!
小室:次のは俺が曲をつけた歌。詩を書いたの10代で書いているんだよね。
谷山:10代からおじいさん
8.雨(小室さんメイン)
[TALK]
谷山:気持ちよかった〜。
小室:俺も。最近セッションやるたびにメンバー変わるから毎回違うんだよね。
谷山:壊せない、という感じがして、最小限の演奏にしてました。
小室:この舞台さ、客に背を向けるなんざ、と思ったけど、やりやすいね。お客さんなんて関係なくて良い演奏をする。それがお客さんのためにもなるしね。
谷山:そうですね。(無駄なたとえ話)ああ、無駄な話をするなと怒られる。
小室:演出家なんて関係ない。自分のことだけ考えて、良い演奏する。良くなくても「良かった」と言い逃げ。
谷山:それでいいんだ! 小室さん、神様ですから、何でも聞いちゃいますよ。
谷山:実は小室さん、ここまでだと思われていたんですけど、最後までと説得しました。次は小室さんの影響を受けている歌を。
9.沙羅双樹
10.意味なしアリス(小室コーラス)
[TALK]
谷山:デッドヒートなんかの流れを汲んでいるんですよ。
小室:え〜? 好きですよ。「意味なしアリス」なんか最高。
谷山:「月旅行」の影響をうけてます。「月旅行」すっごい変な歌。
小室:いやいやこれほどじゃないよ。
谷山:小室さんには次の新譜にも参加してもらいました。「フィンランドはどこですか?」[amazon]語尾上がります。
小室:注文の多いシンガーソングライター
谷山:上げなくていいです。小室さんに二曲お願いしたんですが、ギター持ってきて何もしないの。
小室:まさかアレンジするとは思ってないもの。
谷山:小室さんにアレンジしてもらった二曲です。
11.きみのそばにいる
12.フィンランド(小室コーラス)
[TALK]
小室:未だにつかみきれないな。レパートリーに入れられるのは谷山さんだけだね。LP聴いておいてよかった。
谷山:CD
小室:後ろ見てやろっか。
谷山:ごめんなさい。でも後でレコーディングした役者さん「このおじさん最高!」だって。
小室:ほめられりゃ何でもいいけどね。そうそう「北極ライフ」[amazon]いいねぇ。
谷山:ありがとうございます。今ようやく100%になった気がする。今まで私の中の95%はいい出来、と思ってたけど、残り5%が否定してたの。次は小室さんと演りたかった歌を3曲。
13.ひとりでお帰り
14.卵
15.テルーの唄
[TALK]
谷山:うちの主人が焼餅やきそう。
小室:大丈夫だって、さっき話したよ。タバコ吸いながら。
谷山:え〜。禁煙してたのに〜。
小室:(延々となだめる役周り)
谷山:お別れの歌は、昔、小学生向けの図鑑で見た昔の生物からインスパイアされて出来た歌です。
16.海の時間
[アンコール]
谷山:今日は不思議な日でした。みんなに師匠を見てほしくてこのプログラムを組んだんです。小室さん、告知は?
小室:今月末に新宿のカタログハウスでイベント。10月8日にライブがあります。
谷山:最後はみんな合唱で。
EC.素晴らしき紅マグロの世界(さびで合唱。AQさんの雄叫びつき)
Aプログラムのようにサブタイトル関連の曲(「ねこの森には帰れない」[amazon]B面)は入ってきてませんでした。
最初、浩子さん妙に緊張していて、スペースゼロでの最初の猫森集会初日を思い出しました。でも小室さんの「昔の自分に言ってやりな『悔しかったら今の私みたいに歌ってごらん』て」で一気に緊張が解れて、後は別の意味で……。まあ、ファンとしては楽しかったですよ。
全体のイメージとして、参観日とか発表会みたいな感じでした。小室さんが保護者で浩子さんが発表しているような、そんな感じ。普段の猫森集会だったら適度に客席にも注意が行っているんですけど、今回はステージだけで完結していました。唯一の例外はアンコールの「素晴らしき紅マグロの世界」でした。
私が座ったS列3番、演奏中は出演者全員の顔を見ることができて、最高だったのですが、トークの間は残念ながら浩子さんの背中だけで、あんまり見ることが出来ないのでした。最前列なので、それだけでも十分だったんですけど。
_ ふるき [30年前は、どんなだったのかしら?浩子さんでも弾んでいたのでしょうか。]
_ 竹内一詔 [どうだったのでしょうねぇ。今と変わらなかったような気もしますけどね。]