その他雑多なこと(tDiary版)
2003/10/23 [木] [長年日記]
宇宙機用電子部品と民生用電子部品の比較は、旧NASDAでも気にしている人がいて、つばさ(MDS-1)やμ-LabSatを作って打ち上げて運用しています。
また、東大・東工大のCubeSatも民生品による人工衛星です。
集積度が上がれば宇宙線の影響を無視できなくなるのは確かにその通りなのですが、冗長構成等の回避策はあるでしょう。それらの対策を採っても低コスト・省スペース・小質量であれば十分な訳です。
そもそも、宇宙機用電子部品が宇宙線に強い、というのも先入観にすぎない訳で、元記事の筆者の松浦氏が諌めていることのひとつです。上記のような実例を示していないのは元記事の問題ではありますが。
NASA同様、日本の宇宙開発予算も削られているので、こういうアプローチは重要なのです。
- CubeSat 民生部品 ×1 : .co.jpのGoogle検索