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その他雑多なこと(tDiary版)

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2005/07/17 [日] [長年日記]

_ 帰宅

SF大会から帰ってきました。大量の機材も安達さんに運んでいただけたので、大変楽でした。

以下は後から書いたものです。

_ [SF大会] HAMACON2最終日前半

昨日の疲れからか起きだしたのは7時。朝食を食べて会場に着いたのは9時。

今日の入場が始まっているので真庭君に無理を言って先に入ってもらう。

機材を持って会場入りしたら、初日ほどではないけれど、さっそく受付の列ができている。受付やっているうちに時間がたって2コマ目が近づいてくる。2コマ目は自分がオペレータをする企画「ライトノベルの包み方」なのだ。シール屋さんの仲間には申し訳ないけれど、準備をして抜ける。

_ [SF大会] 企画「ライトノベルの包み方〜編集者に聞くライトノベルのカバーデザイン〜」

この企画は、ライトノベルのカバーデザインが一般の文芸書・ジャンル小説のカバーデザインとは大きく異なるのは分かっていても、どこがどう違うのか、うまく説明できない。じゃ実際にデザインに関わっている編集者に聞いてみよう、という企画。主流企画じゃないから、と思って50人くらいの部屋、と指定したら満席で立ち見がでてしまいました。1時間半ずうっと立っていた人には大変申し訳ないです。

最初に東京創元社編集部の小浜徹也さんから、東京創元社で刊行中の作品のカバーデザインについての説明。「歌う船」の斜め書体(イタリックとは逆に傾いている)の話や、ラブクラフト全集のデザイン(スタイリッシュでカッコイイのだ)、一冊でニ作品のイラストが楽しめる新装版「キャプテン・フューチャー」シリーズの苦労、さらに萌え要素を取り込んでみた「春季限定いちごタルト事件」や、ライトノベルの手法を取り入れてみた「フラクタルの女神」などをユーモアを交えて披露していただいた。

続いて、じゃぁライトノベルのカバーデザインは? ということで角川書店スニーカー文庫編集長の野崎岳彦さんからスニーカー文庫のカバーデザインについての説明。時折、小浜さんのツッコミや薀蓄が挟まる形で進行する。

最初にイラストの発注方法からして違う場合がある。イラストレーターありきで、ということもある。という話から始まる。

典型例として「涼宮ハルヒの憂鬱」。一般書籍ではありえない字体変更が使われているが、コミックほど変形させてはいない。シリーズ展開を考えるので同じ系統のデザインで出せるようにしている。ただしシリーズが進むとデザインを変更して波を見せる場合もある。

キャラクターメインの場合は白バックにすることが多いが、元々はアニメ誌NewTypeの手法。カメラ目線は重要。目線がきてないのはNG。

タイトルの配置や色使いは毎回苦労する。4色分解で再現できない色はあまり使わないけれど、どうしようもない時には使う。雑誌の表紙では普通に使っている。編集者としては使いやすくて便利なので使いたいが、コストが……。

といった感じでした。印象に残ったのは、小浜さんの「文庫の売上を左右するのは、雑誌や新聞の広告でも書評でもなく、平積みしているときのカバー。だからカバーデザインにはその本の面白さを盛り込んであるんです」というお話。普段無自覚に見ているものなので、もう少し注意して見ようと思いました。

_ [SF大会] HAMACON2最終日後半

企画から戻ってきたら、撤収準備。花火大会でみなとみらいに閉じ込めれたくはなかったのだ。

閉会式なんて見ないだろ? ということでさっさと撤収。

シール企画SEALSに協力してくださった皆様、ありがとうございました。

_ [SF大会] 番外篇

HAMACON2悪印象篇を書いた。普通の人は読まない方がいいかも。スタッフは是非読んで2007年の糧にしてほしい。

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